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反省しない面々・・・(--;) [社会問題]

原子力規制委員会の人事に国民の怒りが爆発しています。

福島原発事故で、あれだけの惨事を起こしておきながら、今なお自らの保身と利権、組織防衛のために国民の健康も命も何とも思わない政治家・官僚・学者・大企業の面々にはあきれて物が言えません。

以下に福島県郡山市から静岡県に自主避難した長谷川さんが「原子力規制委員会の人事に異議あり!」という記者会見で話された声です。

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私は昨年の8月、福島県郡山市から家族と静岡に自主避難をした長谷川と申します。
昨年の夏私たち夫婦は今までの全てを失っても子どもだけは守り抜くという選択をしました。
それから4カ月経った昨年12月6日は息子の6歳の誕生日でした。
しかし私にはこの日異郷の地で初めて誕生日を迎えた息子をおいても
行かなければならない場所がありました。

この日は政府の原子力賠償紛争審査会で、一つの決着がつく日でした。
自主的避難者の権利。
この問題は、福島が見舞われた数多くの問題の中で、私にとっては当事者中の当事者。
譲れない問題でした。

福島を離れるにあたって捨て去った多くのもの。
味わった屈辱。そして、子どもたちの未来を背負って私はその場所に向かいました。
しかしそこには思いもよらない光景が待っていました。

賠償金は妊婦・子どもは50万、40万、高すぎる!30万か 
大人は10万以下だろう 8万、いや、5万だ!
私たちはセリにでもかけられているのだろうかと目を疑いました。
前に座って聴聞していたお母さん方の中には、嗚咽を漏らして泣き崩れる人もいました。
場内は怒涛に包まれました。

そして、そんな光景の最後にさらに異様な光景が続きました。
会合も終わろうとしている時、一人の男性が半ば強引にマイクを握りました。
田中俊一氏でした。
田中氏は我々の目の前で「放射線被ばくの恐怖と不安は個人差も大きく、
賠償という形で対応することが克服する最も適切な方法であるとは考えていません」
と言い放ちました。

私はここで、田中俊一氏が改めて私たち家族の敵、福島の敵であることを確認しました。
震災から1年5カ月が経とうとしている今、福島は不安と分断の中にいます。
「ふるさとを守りたい」
「子どもを守りたい」との狭間で、多くの親が心を痛めています。

そしてその原因となっている事柄は、
非常時の名のもとに、放射線基準値を20倍もの年間20ミリシーベルトにまでも引き上げ、
まずは経済を守ろうとの維持で福島の人々を被ばく地に押しとどめて、
命を軽視し、命を値切る人々なのです。

そしてその集団の最たる人物が、長崎からやってきて安全神話をいち早く構築し、
今も福島医大の副学長として居座り続ける山下俊一氏や、
また、彼自身が自らの口で、
「原子力の平和利用を先頭に立って進めてきた者として、国民に深く陳謝いたします」
と、謝罪会見をしたことでも明らかである、
日本の原子力問題の推進者中の推進者、田中俊一氏なのです。

私はあえて申します。
私たち自主避難者は福島を離れる時
「裏切り者」「非国民」との周囲の罵りを受けた人も少なくありません。
しかし、今もなお20ミリシーベルトを撤回せず、人命を軽視する彼らこそ、
福島県民、そして日本国民に対しての「裏切り者」「非国民」でありましょう!

私はこれからも叫び続けます。
「子どもたちを守ろう」と。
それが、あの日ひっそりと福島を後にした朝の、
家内と息子の寂しい笑顔に報いる自分自身の闘いである。
福島の親として、未来の子孫への責務と心得るからであります。

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今、問題になっているのはこの委員の委員長候補として政府民主党が推している、田中俊一氏の人事についてです。この人事はおそらく官僚の筋書き通りの人事だと思いますが、それを丸呑みする政治家も情けない・・・。

そもそも原子力規制委員会の委員は、「原子力ムラ」の住人からは選ばないと、細野大臣が言っていましたが、見事なほどムラの住人を、しかも委員長候補として名前を上げてきました。

原子力規制委員会の委員人事は、国会同意人事で任期は委員長で5年だそうです。委員は独立性を確保するため、憲法で定めれている三権分立にどこにも属さないそうで、一度決まった人事は何人も任期中は干渉できないそうです。

怪しい検察審査会と同じ穴の狢です。なのでここで原子力ムラの住人を委員に起用することは、推進派としては悲願のはずです。

規制委員というブレキーをかける側に、推進派の委員が入りアクセルを踏めば、また原子力安全・保安院と同じ過ち繰り返すことになるのは火を見るより明らかなのに・・・

ホントに懲りない大馬鹿どもです。

その他の委員にも、田中氏の子分みたいな人やアイソトープ協会のおばさんが候補に上がっています。どれも「原子力関連団体、企業の人たちは委員になれない」という法律に明確に違反しています。

福島から自主避難してきて、塗炭の苦しみを味わっている人たちを前に、平気でこんなことを言える神経の持ち主に(もっとも人間の心を持たない守銭奴でないと原子力ムラの中で出世出来ないのかもしれませんが)、これからの原子力、原発の在り方を決める委員にふさわしいはずがありません。

私もいずれは結婚して子供を産むときが来るかもしれません。そんなとき、今のような放射能を心配する子育てはしたくありません。

福島医大の山下俊一氏・・・

私はこの男も絶対に許せません。この人はカトリックの信者だとか・・・同じ信者として恥ずかしい限りです。

ちなみに、日本カトリック中央協議会は、原発に関しては反対の立場をとっております。人の命を、子供の命を、何とも思わない懲りない面々・・・。

しかもこの山下氏は医師でもあるんです。こんな男、医師として失格です。人の心の痛みや悲しみが理解出来ない人は医師になる資格がありません。今すぐ医師免許を剥奪して欲しいくらいです。

こんな人たちが国を統治しているのが、今の日本です。

私はこんな懲りない面々は絶対に許せません。


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